VMWare Workstation 6.5.x/Player 2.5.xの新機能Unityを試してみる。

VMWare Workstation/Playerの新バージョンがリリースされ、ついにUnity機能が実装されたようです!Unity機能自体は、9月下旬の.5.0リリースの時から使えたのですが、11月下旬の.5.1リリースでLinux Guestが強化されているようです。さっそく我が家のHost OS=Windows XP, Guest OS=Ubuntu(Ruby開発用)でUnityを使ってみました。

Unity機能とは?

Mac OS用の仮想化ソフトであるVMWare Fusionに実装されている機能で、Mac上でGuest OSのWindowsのウィンドウをシームレスに扱うことができます。

こんな感じで、二つのOSの境がなくなっちゃうんです!すごい!ちなみにこのスクリーンショットWindowsFirefoxと、Ubuntuのコンソールを表示させているところです。

VMWare WorkstationのUnity

VMWare FusionではWindows on Macの組み合わせだけでしたが、Workstationでは、Windows on Linux、逆にLinux on Windowsのように多様な組み合わせがサポートされています。LinuxだけどWindowsのOfficeが使いたいとか、WindowsだけどLinuxのコンソールを開発用に使いたいとかいったニーズに答えてくれますね!

しかも、Workstationとコアを同じくする無償のVMWare Playerでもサポートされているなんて!すごい時代ですね。

準備

VMWare Playerを使った場合の使用方法です。

ソフトウェアの更新

更新します。VMWare ToolsはVMWare Playerには付属しないので、VMWare ServerかVMWare Workstationに付属のものをインストールする必要があります。参考

設定ファイルの更新

○○.vmxファイルに以下の3行を追加します。

unity.showBorders = "TRUE"
unity.showBadges = "TRUE"
unity.enableLaunchMenu = "TRUE"

さらに、Guest OSがWindowsの場合には

mks.enable3d = "TRUE"

を追加することで.5.0から強化された3Dグラフィックを有効に出来るようです。



あとは、Virtual Machineを起動してメニューから「ユニティ」を選択するだけです。
Ctrl+Shift+Vでランチャが表示され、起動したいアプリケーションを選択すれば、シームレスに使うことができます。

Ubuntu on Windowsの感想

さっそくUbuntu上のアプリケーションをWindows内に表示させて使ってみましたが、重すぎるということもなく十分使えるレベルです。NetbeansRailsコーディングをしてみました。一瞬ウィンドウが二重になるのとなぜか、Windowsのタスクバー部分にUbuntuの背景が表示されるんですが、それを除けばかなりいい感じですよ。

リリースノートを見ると、Linux Guestは実験的な段階のようですが開発用になら十分使えそうです。