Rails開発環境をUbuntu8.04に構築するメモ

railsは2.1(インストール時の最新)、DBにはsqlite3、サーバーにはmongrelをインストール。IDENetbeans

まずは、もろもろ必要なものをインストール

大まかな手順はrubyrubygemsrails

sudo aptitude install ruby ruby1.8-dev rubygems irb ri rdoc sqlite3 libsqlite3-0 libsqlite3-dev subversion subversion-tools git-core
sudo gem update --system

gemを1.2にアップデートするとgemが起動できなくなります。なぜかgemの起動スクリプトにrequireが足りないので適当なエディタで編集します。

sudo vim /usr/bin/gem

# === /usr/bin/gem ===
require 'rubygems'
require 'rubygems/gem_runner' # ←この行を追加
# 〜

gem --version # => 1.2.0

あとはrailsをインストールしてパスを設定します。

sudo gem install rails rake sqlite3-ruby mongrel
export PATH=$PATH:/var/lib/gems/1.8/bin # 毎回設定しなくていいように.bashrcなどに追加してください。

※9/16更新:gem update --systemを追加。--include-dependenciesオプション削除。railsのリリースが2.1.1に更新された影響です。このバージョンではrubygems >= 1.2が求められるようですが、aptitudeでインストールできるrubygemsが0.94のためrailsが起動できなくなっていました。さらにrubygems1.2では--include-dependenciesのオプションがデフォルトになっているようです。
※9/18更新:pluginのインストールで必要になることがあるsubversionとgitのインストールを追加しました。

途中色々聞かれるので以下のように答える

gem1.2で試したら聞かれませんでした。

>Select which gem to install for your platform (i486-linux)
>2. sqlite3-ruby 1.2.2 (ruby)

>Select which gem to install for your platform (i486-linux)
>1. mongrel 1.1.5 (ruby)

>Install required dependency gem_plugin? [Yn]  Y
>Install required dependency daemons? [Yn]  Y
>Install required dependency fastthread? [Yn]  Y
>Select which gem to install for your platform (i486-linux)
>2. fastthread 1.0.1 (ruby)

確認

railsアプリを作成し、scaffoldを動かしてみる。途中エラーが出るなら、インストールが上手くいってない。

rails test
cd test
script/generate scaffold entry title:string content:text
rake db:migrate
script/server

http://localhost:3000/entriesにアクセスして一覧が表示されたら合格。

Netbeansのインストール

昔はVimプラグインを入れて頑張ってたけど、rails.vimと補完が共存できないのは、絶賛老化中の私には痛すぎ。補完も効くし、ソースコードも追いやすいNetbeansサイコー!!

JDKのインストール

JDKは5でも6でもOK。ただしJREじゃなくてJDKをインストールすること。

sudo aptitude install sun-java5-jdk
Netbeans Rubyパッケージのインストール

http://ja.netbeans.org/からバージョンを選択してRubyパッケージをインストール。
今回は安定版の6.1を使用。パッケージは自分では試していないけど、欲張って「すべて」にすると重くなるらしい。RubyJavaをいっしょに開発することはないと思うのでRubyパッケージがいいんじゃないかな。

あとは、ダウンロードしたインストールスクリプトを実行すれば簡単にインストールできる。

Rubyインタプリタを設定する

netbeansのデフォルトRubyインタプリタjrubyになってる。gemとか起動速度の問題があるのでMRIに変更する。
netbeansのツール→Rubyプラットフォーム から(Ruby 1.8.6...)を選択する。

プロジェクトビューの論理表示を物理表示に変える

デフォルトでは、app/controller→コントローラ、config→構成のようにディレクトリ名でなく論理的な名前で表示される。分かりにくいので物理表示にする。

Ctrl + SpaceでIMEが起動しないようにする。

IMESCIM + Anthyを使っていると、Ctrl + SpaceでIMEを起動してしまいnetbeansでの補完ができない。

SCIMのコマンドメニューを表示→SCIMを設定→全体設定のSCIM開始からCtrl + Spaceを削除する。

ツール→オプション→Ruby→その他から「論理プロジェクトビューを表示」のチェックをはずす。

行番号の表示

表示→行番号の表示にチェックを入れる。

カラーテーマの変更

Eclipseの白背景は気にならないのだけれど、netbeansの白背景は目に痛い。
カラーテーマに関しては、人それぞれ好き嫌いあると思いますが、私はこれを使ってます。
Ruby Dark Pastels 黒背景です。
http://blogs.sun.com/tor/date/20071008

その他色々あるので、こちらを参考にするといいと思います。
http://blog.blueblack.net/item_298

他にも色々ありそうなので、使いながら書き残す..